加齢黄斑変性について

加齢黄斑変性とは:

ものを見る中心となる黄斑(おうはん)は網膜のなかでもっとも重要な部分です。
視力にもっとも関わりが深く、色を識別する細胞のほとんどはこの部分にあります。


黄斑に異常が発生すると、視力の低下をきたします。
また、黄斑の中心部には中心窩という部分があり、ここに異常が生じると視力の低下がさらに深刻になります。



加齢黄斑変性は、黄斑の加齢に伴う変化によっておこる疾患で、高齢者の失明原因のひとつです。
その他危険因子として、心血管疾患や高血圧・喫煙・栄養の偏りなどがあげられています。
脈絡膜から発生する新生血管と呼ばれる異常な血管を伴うタイプ(滲出型加齢黄斑変性) と、
新生血管を伴わないタイプ(萎縮型加齢黄斑変性)に大別されます。

斜視の異常

■ 萎縮型


萎縮型は、網膜の細胞が老化し、萎縮したために起こります。
このタイプは進行が遅く、視力の低下や視野の狭窄も、比較的ゆっくり進むのが特徴です。


しかし、新生血管が発生することもあるので、定期的に検査を行い経過をみる必要があります。

■ 滲出型


滲出型は、視力に最もかかわりの深い黄斑が悪くなるため、急激な視力低下や中心暗転を自覚することが多く、
手遅れになると失明にまで至る恐ろしい病気です。


滲出型の特徴は、黄斑部の一番外側にある網膜色素上皮の老化が進んだ結果、
網膜の老廃物が網膜色素上皮のすぐ下にたまり、血流が阻害されます。
その結果、脈絡膜の中を走っている血管から新生血管が生まれ、破れて出血するために、
血液や滲出液がたまって組織が盛り上がってきます。こうして起こるのが滲出型の黄斑変性症です。


以下のような症状があれば、加齢黄斑変性の疑いがあります。


加齢黄斑変性の検査:

加齢黄斑変性は以下のような検査をします。


検査内容について


加齢黄斑変性の治療:

滲出型加齢黄斑変性に対しては、光感受性物質と弱いレーザーを組み合わせて脈絡膜新生血管のみを閉塞させる、
光線化学療法を行うこともあります。


大量の出血や中心窩にある新生血管に対しては、これらを除去する硝子体切除手術を行うこともあります。

ルセンティス療法:

また、最近では新生血管を抑制する作用のある薬剤を硝子体内に注入する治療もおこなわれています。
ルセンティス療法




Copyright(C) Sueshige Eye Clinic All rights reserved.