目次
はやり目を周囲の人にうつさないために
- コロナ渦の時と同様、不要な外出を控え、他人との接触を避けるようにしてください。
- 手洗いを徹底しましょう
- タオル等、家族で共有することは避けましょう。
- お風呂は最後に入りましょう
主な症状と治療
アデノウィルスの感染によって引き起こされる結膜炎です。主に結膜(白目)の充血、目やに、流涙、まぶしい、まぶた裏側の異物感等があり、かゆみは一般的にほとんどありません。感染力が非常に強く、潜伏期間は約1週間程度、発症後大体1~2週間程度で症状が軽くなっていきます。
特に有効な治療法はなく、混合感染を起こさないための抗菌点眼や炎症を抑えるためのステロイド点眼薬を使用することはあります。
同じアデノウィルスの感染で、プール熱(咽頭結膜炎)があります。症状は似ていますが、発熱があり小児学童に多く見られます。
学校保健安全法で「学校感染症」に
指定されています
感染のおそれがある間は出席停止となります。医師が感染のおそれがないと認めるまで、登校はできません。なお、社会人であっても、集団感染を予防する意味で仕事を休むのが望ましいです。
はやり目疑いの
患者さまの受け入れ
当院では、はやり目疑いの患者さまについて、職員への感染、他の患者さまへの感染がないよう、細心の注意を払い、通常の患者さまとは分けて、個別に対応しています。そのため、一人の患者さまの対応に時間がかかります。診療状況によっては、電話での対応が難しい時もあり、その際はアナウンスを流すようにしています。
最近では、受診を希望される患者さまの増加、職員体制などによって受け入れが難しい場合は、受診をお断りさせていただくこともありますので、ご理解ください。
受診時の注意事項
はやり目疑いで受診される方は、他の患者さま、当院職員への感染リスクがありますので、以下について必ずお守りください。
守っていただけることで、職員の負担軽減、他の患者さんの待ち時間も軽減できます。
必ず指定した場所での待機をお願いします
はやり目の患者さんが多い時には車で待機していただきます。
準備ができたら順番にお呼びし、個室へご案内します。
トイレなど利用される場合は事前にお声がけください。
対応する時間帯を
午前、午後で決めています。
検査結果がでるまで5~10分程度時間がかかります。診察後の会計も他の患者さまに感染しないよう、個室で行いますので、そのままご帰宅ください。
退出後には徹底消毒します
待機された場所、診察した個室、会計時にお預かりしたお札や小銭、お子さんが触った玩具や本など、全て消毒します。トイレに行かれた場合はトイレも消毒します。そのため、次のはやり目の患者さまをお呼びするのまで時間がかかります。
陽性だった場合
当院で作成した注意事項マニュアル等をお渡しして看護師から説明いたします
はやり目と診断されたら、かかりつけ医の指導に従い、ご家族や周囲の人にうつさないように、しばらくは外出を控え感染予防のこころがけをお願いします。