豊明市だけでなく、名古屋市緑区、刈谷市、東郷町などからも通いやすい眼科クリニック。

スタッフブログ

カテゴリ「視能訓練士」

 4月より町内会の班長の役割がまわってきました。先週に担当の小学校の子供たちと花を植えたり、町内の掃除があったりとドタバタしていました。小学3年生の子供たちは、おじさんにもきさくに話かけてくれて一緒に作業をしていて楽しいですね。

 町内会ですがある程度予定がわかっているものはいいのですが、打ち合わせの集まりなどが2週間前くらいに連絡が来たりと、当初私が予定していた検査の予約などの変更をお願いすることもあり仕事にも多少影響がでてます。

 来年3月までなので、なんとかこなしていきたいと思います。

 今年1月中旬ごろ高校生が診療中に協賛の協力を飛び込みで来られたのには驚きでした。藤田医大の学生さんはたまにありますが、高校生は初めてでした。それも豊明市内ではなく岡崎にある女子高生とのこで、『岡崎市?』『高校生?』これは会って話を聞いてみないとわかならいかなと思い面会しました。

 話を聞くと今3年生で最後となる吹奏楽部の定期演奏会の協賛をお願いしてまわっており、住居が豊明市にあるので一人徒歩で豊明市内の店舗にお願いしている。それを聞いただけで私のほうが感心させられて、逆に是非こちらが協力したいという気持ちになっていたので即OKしました。

 先日、病院にお礼の手紙が届きその手紙を皆で読ませてもらい更に感心しました。自筆にて丁寧に1ページ全体綺麗にまとめられおり、『春光の候、貴院ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。』にはじまり、協賛のお礼、面会してくれたことへの感謝、職員への感謝などが書かれていました。職員みんなで読ませてもらい、私たちもいろいろと見習わないとねと皆で話していました。

 もうすぐ4月となり高校も卒業されたと思いますが、これまで学んできたことは必ず社会で役に立つと思いますのでこれからも頑張ってください。

 

 

 2009年開業当初から担当していた子供さんで、当時は5歳前後?遠視がとても強く特殊な検査をして眼鏡を処方し視力などの経過をみていました。しかし、1年もたたないうちに豊川市のほうに引っ越すことになり紹介状を出して総合病院で経過をみてもらうことになりました。豊川といえば、豊川インター手前のの音羽蒲郡インターを降りてからラグーナ蒲郡に行ったことがありますが結構遠かったです。

 それからしばらくして10歳頃に、眼鏡を当院で合わせてほしいとの希望で母親と一緒に来院されました。その時も豊川から車で来院されたのにもびっくりでしたのを覚えています。まだ遠視が強かったのですが視力も安定しており、その後数年おきに豊川から車で母親と一緒に来院してもらって眼鏡を私があわせていました。

 先週その子を待合で見かけたので話を聞いたところ、今でも豊川に住んでおり初めてのコンタクトレンズ希望で、母親と一緒ではなく一人で電車とバスで来院してくれたと聞いてまた驚きました。18歳になっていたので一人でも来れる年齢でもありますが遠方からまた来院してくれたことが嬉しかったです。

 小さい時から、その子の視力だけの経過でなく成長も見ていけるのは視能訓練士にとって喜ばしいことでありますね。

 

 

 

 日々、視力検査や立体視などの検査をしている中で、お子さまの成長に驚かされ、すごいなと思うことがよくあります。数カ月前までは、検査機器に顔を近づけるのも怖がっていた子が、スッと顔をのせて上手に検査ができたり椅子になかなか座れなかった子が、一人で座りパッパッと検査をうけられたり。本当に数か月で目覚ましく成長する姿に驚かされます。

 親御さんとしては、なかなか検査ができなくて、ご心配なこともあると思いますが、お子さま一人一人のペースに合わせて、楽しく無理なく検査ができたらいいなと思っています。お子さまにとって眼科に通うことが辛いだけの思い出にならないようにしたいと思います。

 ただ医師の判断で、治療を急ぐ必要がある場合、泣いてしまってもしなければいけない検査、治療もあります。その際は、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。

 深視力は大型トラックなどの免許で必要になる検査です。

 

 患者さんの話を聞くと最近では刈谷や平針試験場などでは、検査機に顔を近づけ覗いてボタンを押す?ものになっているとのことです。

 

 当院においてあるのは昔ながらの検査機で3本の棒があり、真ん中の棒を移動させうまく3本とも2cmの範囲内におさまるように5mの距離から検査するものです。この検査で私たち視能訓練士に依頼がある場合は斜視であることが多いです。

 

 距離感が必要な検査は斜視の状態では難しく、この距離感は生まれて数か月から3歳まで、遅くても5歳前後までに獲得されると言われてます。なので小さい時に斜視があり、この機能が発達していないと距離感をつかむことが難しく免許が通りにくくなります。

 

 以前、2人程検査をして一人は斜視はあるもののシノプトという特殊な検査機で距離感の検査をしたところ少し獲得できていることが確認できました。その後特殊なレンズで補正してあげることで裸眼の状態よりも少し距離感が向上し、免許の更新が可能になり仕事が継続できると大変喜んで頂いた方がいました。

 

 もう一人の方は、同じように斜視がありますがシノプトでもこの距離感の獲得は確認できず免許の更新は難しい状態でした。そもそも免許が取得できていたのが驚きですが、多少運もあるのでしょうか。

 なんとか免許の更新できた方もそうですが、深視力がうまくできないが大型免許を持っている方は車間距離を多めにとったり、安全な速度で早めのブレーキなどの対策をとるように細心の運転を心がけましょう。

 最近、車での事故のニュースが多いので皆さんも気をつけて運転しましょう。

 

 

 

 

 成人でも起き、物が二つに見えるという主訴がある内斜視ですね。特にスマホなどを長時間、30cm以内の距離で酷使していると起きることがあるみたいですね。当院ではまだその症例はありませんが、私が担当した子供さんには注意喚起することがあります。

 ご両親に相談されることもたまにあります。最近はコロナの影響もありタブレットによる学習も多くなっており、心配される親御さんが多い気がします。

 昔からよく言われることですが、手元のものとの距離を保つ、タブレット、スマホは30cm以上離し明るいところでやる。1日〇時間までと決め、数十分おきに1度は休憩して遠くをみてリラックスする。適度に屋外で遊ぶことも大事かと思います。

 私はファミコン世代ですが、最近はゲームもスマホでできたりするので注意が必要です。昔懐かしのゲームなどがスマホでできてしまうので夢中になる気持ちはわかります。待合にてニンテンドースイッチでゼルダの伝説をやっている子供と話しが弾んでしまう時もあります。

 当院では予防策としてワックを活用しています。1回5分程度で、2時間近く遠方を見ることになるといわれています。気になる方はお気軽に受診の際にスタッフにお声がけください。

 私がお世話にになっている理容室さんで、手元が見にくくなってきている老眼でしょうか?と聞かれました。老眼は誰にでも起こりえるのですが、病院で検査をしていても若いうちは遠くがよく見え眼鏡をかけたことがない人ほど訴えが多いかと思います。その理容師さんも若いうちは遠くがよく見え眼鏡をかけたことないそうです。

 40代前半頃から訴えが多くなると思いますが、もっと早い時期からもあります。眼のレンズの周りにある筋肉の衰えやレンズの弾力性の低下がピントを手元に合わせにくくさせます。なので、私も40代ですが軽い近視で丁度パソコンなどが見える距離にピントが合っていると手元は負担なく大体のものが見えるので老眼はあまり感じません。遠くを見るのに眼鏡をしていますが。

 一方遠くが昔からよく見えた人は、遠視か正視といってピントが網膜上より後ろかほぼ網膜上にあるので、手元を見るときなどはピントを前に持ってくるために眼の筋肉を使うことが多いので老眼を感じやすいです。

 全身の筋肉と一緒ですよね。私はスキーをやるのが好きですが、若いうちは何度も滑って、午後までやっても大丈夫でしたが。最近は午前中で疲れてしまい、そして次の日は筋肉痛になってしまいます。眼の筋肉も年と共に衰えてきます。ですので、理容師さんには次回、私が負担ないように処方しますよと話してあるのでお待ちしています。

 

 『眼鏡がなくてもよく見える』。遠視のお子さんの眼鏡でたまに聞かれることですが、眼鏡なしでも片目の裸眼視力がいい子供さんに多い訴えだと思います。子供さんにとっては眼鏡なくても見えるのに装用するのは煩わしいと感じます。ただ、主に訓練しているのは反対の見にくいほうの眼の視力を底上げするためであって眼鏡はバランスをとって両眼でみるためには必要です。
 
 大きくなってくると眼鏡をはずしたくなってくる子供さん、またご両親もはずしてあげたいと思うこともあると思います。裸眼のときは実は見えているけど負担がかかり、またバランス感覚が悪くなることもありますので、きちんと眼科で相談をしてからにしましょう。

 
 

 去年の話ですが当時7歳の女の子が視力検査で来院、頭痛があり内科で薬をもらっているとのことでした。念の為詳しく検査したところ、強い遠視がありました。遠視も頭痛、眼精疲労、眼痛、肩こりなどの原因の一つになる可能性があり、弱い遠視でも個人差や年齢によりますが負担を感じることがあります。

 その子は今でも当院で眼鏡を常用して経過をみていますが、頭痛はなくなり薬はもう使っていません。遠視の眼鏡をすることでピントの補助だけでなく、負担面も軽減してあげることが可能です。子供さんでも頭が痛い、集中力が続かないなど眼科とは関係なさそうな症状があっても実は影響していることあります。ただ、必ずしも遠視の眼鏡を装用したら症状がなくなるとは限りません。あくまでも原因の一つの可能性で良くなった例です。

 あと、遠視の強いお子さんほどご両親の話を聞くとテレビや本をを大分近い距離でみたりすることが多いような気がします。本当は近くほど負担がかかり距離をとったほうが理論的には楽だと思うのですが、見にくいから自然に距離をつめてなんとか見ようとしているのかと推測します。

 視野検査はそれぞれの眼でまっすぐ前方を見ているときに上下左右どの位の範囲が見えているか、見にくくなっている箇所がないかを調べる検査です。視野検査によって、眼、視神経、脳などの沢山の病気を早期発見すること可能です。

 当院では2種類の検査機器があります。ひとつは自動視野計といって機械で自動的に光をだし検査を行います。もう一つは私たち視能訓練士が行う視野検査があります、私が機械を操作し光をだして検査を行います。自動視野の場合は主に中心を細かくみる検査ですが、私がやる検査は視野全体で異常がないか検査します。

 視野検査は顎を検査台に乗せて固定し片目づつ検査を行います。ドームの中に光が点滅したり動いて見えたりするので、その光を眼で追わないようにして中心の指標から目を動かさないで光を感じたらボタンを押してもらいます。簡単に聞こえるのですがこれがなかなか難しい。私からは患者さんの眼の動きがわかるので動いたら声かけするのですが、本人は動いていないつもりでもどうしても反射的に追ってしまうことも多いかと思います。

 視野検査は大事な検査なのですが患者さんの負担はかかります。1点に集中し20分前後座っていないといけないので、『姿勢がつらい』『光が見えているかわからない』『眠くなる』という声が患者さんからあります。しんどい検査ですが、検査中も休憩をはさみながらなるべく負担を減らすように心がけていますので一緒に頑張りましょう。

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