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2023年11月 一覧

 まれですが、内斜視の子供さんに遠近両用メガネを処方することがあります。

 遠視が強いと目に力を入れてみるときに過剰な寄り目になることがあり、遠視の眼鏡で無理に力が入らないようにしてあげると正常な位置に戻ることがあります。調節性内斜視の一種ですが、この場合は眼鏡をかけた時に内斜視が治るので、そのまま眼鏡を常用していくことが多いです。

 当院では調節性内斜視のうち、この遠視の眼鏡で眼のずれがほぼなくなる内斜視の症例が一番多いです。遠視が強いと目に力を入れてみるときに過剰な寄り目になることがあるので、遠視の眼鏡で力が入らないようにしてあげると正常な位置に戻ることがあります。この場合は眼鏡をかけた時に内斜視が治るので、そのまま眼鏡を常用していくことが多いです。

 次に多いのが、遠視の眼鏡をしても斜視が少し残っているタイプの内斜視です。内斜視が残っているので視力の発達の時期には訓練も必要になることがあります。

 そして3つめに、眼鏡をしていても近くを見るときだけに寄り目が強くなる内斜視です。診療所ではめずらしい思います。多分・・

 今まで愛知医大の斜視外来、半田眼科、中部眼科そして斜視をやられていた大阪の眼科にも当時月1~2回程勉強のため行かせてもらってたことがありましたが、この症例はみたことありませんでした。

 この内斜視は遠視用の眼鏡をしても検査で手元の斜視が大きくでたり、家ではお母さんからぬり絵をしてたりする時にまだ眼が寄っている気がするなどと言われることありました。遠くを見ている時は問題ないので視力もよく、比較的立体的に見る力もありした。その後、遠近両用メガネを装用するようになって、手元もほとんど寄らなくなり、立体視も向上してきて経過をみています。

 

 朝晩、冷え込む日もあり冬の近づきを実感します。

 体の筋肉が固くなってきますよね。寒さで血流が悪くなり新陳代謝が悪化するからだそうです。

 当院では待合室にマッサージ機2台と、フリードリンも完備しています。診察をお待ちの間に是非ご利用ください。お体が温まります。

 特にマッサージ機の正面にキッズルームがあるので、子供さんの目の届く範囲でリラックスができます。子育て中の方はお子様の様子をみつつ、ご自身の日頃の疲れをお取りください。

 1~2カ月前に、”まぶしい”と訴える患者さんの特殊眼鏡などを処方することがありました。

 子供さんでもまぶしいと訴えることもありますが、その際に私たち視能訓練士は斜視や眼の屈折系などのことを疑うのですが今回は10~30代前後の方3人で特に斜視などはありませんでした。

 そのうち二人は程度がひどく光に対して敏感で吐き気や、頭痛、歩行困難な状態で車いすでの来院です。もう一人の10代の方は歩行は可能ですが学校の授業でも支障がでており、見た目などは気にしないので対応してほしいとの訴えでした。この子は既に特殊眼鏡を先月処方してあるので、次回来院時に状況を確認できればいいと思っています。

 症状のひどい二人は、持参されている眼鏡の度数が強くスマホやパソコンなどに適していなかったのでそれを変更しつつ、まずは負担を減らして症状を軽減してもらっています。特殊眼鏡もいくつかトライしてもらっており軽減はできそうなので、今後処方予定です。

 大体このような訴えをする患者さんは眼の所見に異常を認めらることが少なく、いろいろな病院をまわってこられていることが多いと感じます。この3人の方も大学病院や総合病院、いくつかの診療所に通院されて特に眼の異常はなしでした。ビジュアルスノーもですが、対応が難しいですね。

 私の息子も最近は言わなくなりましたが、部屋の明かりがまぶしいと薄暗い所で本を読んでいたりしました。また知り合いから子供さんが光をまぶしがっていることで相談を受けたこともあります。程度の違いはありますが結構多いのでしょうか、ただ日常生活に支障がでたり、歩行困難な状態になっているなら、なんとか症状を軽減できたらいいなと思っています。

 ウォーク豊明店では国産のものを多くそろえておりますが、眼鏡には注意点があり、デザインを重視して大人用の眼鏡を装用している子供さんを見かけることもあります。そこで、今回は子供さんに合ったかわいい丸眼鏡、Amiparisのbonbonniere(日本製)の丸いメガネの取り扱いを始めました。

 レンズには中心があり、眼鏡に対しての顔のサイズが合っていないと、中心がずれて疲れたりすることもあります。ウォーク豊明店では子供さんにあった眼鏡も提案できると思いますので、是非お気軽にご覧下さい。

 

 私は強度近視で、10代のころから両目に飛蚊症のような症状があります。しかも数が多く、いろんな形のものが目を動かすたびに動くのでなかなかやっかいです。

 長い付き合いなので大分慣れてきましたが、たまにちょうど見たいところに現れると困ります。

 老化現象や強度近視が原因の生理現象であることが多いですが、急に数が増えた時や、色や形が変わったりいつもと変化のあった時は眼底で何か起こった可能性もあります。その時はできるだけ早く受診をして眼底検査をお勧めします。

(眼底検査を受ける場合は瞳孔を開いて検査するので、車の運転はお控えください。)

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